胎盤を意味するプラセンタは英語で”placenta”と書きます。標準的には「プラセンタ」と読みますが、その他プレセンタ、プレセンター、プラセンターなどの読み方をされることもあります。
胎盤は妊娠すると子宮内に形成され、母体と胎児を連絡する器官です。
プラセンタは臓器の機能がまだ十分でない胎児のために、機能の一部を代行します。
肝臓と同様に、胎盤が代謝作用を行い、異物を解毒する作用を持ちますし、発育する育児に大量のホルモンを供給します。胎児の発育のために必要な呼吸やタンパク質合成・有害物の解毒・ホルモンの分泌・排泄など、重要な働きすべて胎盤が行います。
また、胎児はアミノ酸をタンパク質源として利用するため、胎盤で母体の血清タンパク質を消化してアミノ酸に分解します。
胎児への栄養補給のために各種栄養素がこの組織に集中し、また多数の生理活性物質が産生され貯えられていることが知られています。
プラセンタは赤ちゃんをお母さんのお腹の中で、わずか10ヵ月の間に1個の受精卵を一人の人間にまで育て上げる驚異的な働きを持った組織なのです。
大人になると胎盤はプラセンタエキスに姿を変え、食事・運動・睡眠といった生活習慣の中でつくられる障害の修復・再生に活躍します。
プラセンタに関する研究は数多くされていますが、いまだ解明されていないことも多くあります。
たとえば人間以外の動物では肉食動物ばかりでなく草食動物までもが、出産直後の自分の胎盤を食べてしまいます。
これは、有力な説として、栄養豊富な胎盤を食べることによって、産後の体力回復に役立てるためであると言われています。
胎盤には母乳の分泌を促進する作用もあり、子供を育てるためにも有効といえます。
プラセンタは様々な用途に使われています。
日本におけるプラセンタの利用は、昔は中国から漢方薬として伝わり、現在では美容利用、医療利用、更年期障害、老化予防などです。またアトピー対策としても注目を集めています。
利用方法は、医療ではプラセンタエキスを注射として使用する場合が多く、美容利用ではプラセンタエキスの原液を直接摂取する方法や、プラセンタエキスを様々に配合した化粧品として使われています。
















