プラセンタを牛から集める場合は、食肉用牛から集められます。
哺乳動物は出産直後に自らの胎盤(プラセンタ)を食べてしまいます。
これは肉食動物ばかりではなく、草食動物にまで見られる行為です。
胎盤(プラセンタ)には出産により低下した体力を速やかに回復させ、乳汁分泌を促進させる作用があることを本能的に知っているのではないかと考えられています。
牛にプラセンタを与えると牛乳の出が良くなったり、ニワトリでは産卵数が増えるといった研究結果も数多く認められています。
プラセンタは厚生労働省から、2001年3月12日以降、牛や羊など反芻動物の胎盤を原料したものを含んではいけないと通達が出されるまで、化粧品で使用されているプラセンタのほとんどは、牛の胎盤をプラセンタ原材料としていました。
牛の胎盤を体内に取り入れるということで狂牛病が心配されますが、現在では医薬品として使用されているプラセンタは全て人間の胎盤を原材料としているので、医薬品のプラセンタと狂牛病との関連はありません。
医薬品以外のプラセンタでも、狂牛病が心配されている為、ウシプラセンタは日本国内ではほとんど使用されておらず、より安全な豚や羊のプラセンタが使用されています。
狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)や変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)は、プリオンという細胞タンパク質が異常化したものによって起こるといわれています。
この病気について科学的根拠やメカニズムについてはまだ解明されていません。
変異型プリオンそのものについては、神経細胞内に蓄積されて神経細胞に変性をきたすといわれています。変異型プリオンに感染した牛肉の経口摂取で、人間に感染する可能性について、実験では感染の可能性が指摘されていますが実際の食用で感染する可能性は低いと見られているようです。
変異型プリオンが健康な人間や動物の体内に吸収されても、神経を傷つけることなく排泄されるからです。
以上のように、牛の胎盤を使ったプラセンタ化粧品を製造したとしても、感染する可能性は極めて少ないと思われます。
狂牛病の経皮感染の可能性も、変異型プリオンがタンパク質であることや、その分子量の大きさから考えると可能性はなさそうです。















